未来のお仕事インタビュー第二弾今日のゲストは?
奈良県香芝の真美ケ丘にある”でい歯科医院”の院長で4人のお子様の父親でもある出井先生からお話をききました。歯医者さんとしてだけでなく、口の成長の大切さを伝えるために
「NOBODAせんせい」の絵本を製作して、保育園などでお話される活動もしていらっしゃいます。
先日の未来の街マルシェでもステージで「こどもの未来に繋がる口の成長と鼻呼吸」についてお話していただいてます。
でい歯科医院サイトはこちら
未来のお仕事インタビューとは?未来に繋ぎたい仕事や今ある仕事の未来について様々な職種についてインタビューしていく企画です。 取材して欲しいお仕事も募集中。気になる仕事にどうやったらなれるのか? どんな人が向いてるか?色々聞いていきます!
Q1どんなお仕事ですか??
虫歯の治療や歯周病の治療をはじめ、顎関節症や口腔ガンなど、顎顔面系にできる病気の治療をしてます。また歯科は子供からご高齢の方々まで予防も含めてずっとその人の人生に関われるお仕事です。
Q2これから歯の業界はどうなっていきますか?
フレイルという言葉は知ってますか??
フレイルというのは、健康と介護の間の状態を意味する言葉で、英語では”虚弱”という意味になります。
最近は、要介護になる前で、その段階で食い止めるように国も力を入れていて、フレイルの進行を予防することを推進しています。
人生を見ている歯科はフレイルの兆候を発見しやすい立場にあります。フレイルの更に前段階の口や歯のフレイルを発見し、健康指導をして行くようになるでしょう。もっと言えば、僕が重要視している幼少期から健康寿命を伸ばす体作り、生活習慣作りが大切になってくるでしょう。
Q3どんな人がこの仕事に向いていますか?
命や健康に興味があり、人の気持ちに寄り添える人。理論的に考えられる人。コミュニケーション能力のある人。
Q4最後に出井先生はどんな小中学生でしたか?
恥ずかしがり屋でした。少年野球、中学ではサッカーと団体競技をしていました。やると決めたら絶対やるタイプだとよく親がいいます。
どうして歯科医を目指したんでしょうか??
実は高校生の時に前歯が外傷で折れまして、その時に治療して貰った事がきっかけで人の役に立てて喜んでもらえる仕事で、また独立志向も強かったため歯科医を目指す事になりました。
僕が独立志向が強かったのはやはり家が自営だったからだと思います。
うちは靴下製造業で、僕が小さい頃は景気も良く、まあ社会全体が良かったのかも知れませんが、跡を継ぐ事も考えた時期はありました。
ただ、僕が高校生になったくらいから中国産の靴下が格安で輸入されるようになり、おばあちゃんが(仕切っていたのはおばあちゃん)これからの繊維業は中国産の安価な製品で大変になるからと会社を継がなくていいし、自分の好きな事をすればいいと言ってくれたんです。
両親には感謝しています。僕を信じてくれていたのは子供の頃から感じていました。
また小学校一年生の時から毎日夕方に1時間くらい勉強する習慣をつけてくれたのも良かったですね。
ご自身の子育てで意識していることはありますか?
うちは子供が4人いるんですが、1人目の子供の時は、生活習慣を意識して教育しました。というのも下の子供ができたら必ず上を真似ると思ったからです。2人目の時は平等を意識しました。下の子供が抑圧を感じないように。3人目からは子供達だけで社会形成されるし子供達それぞれ性格も違うしと実感し、それぞれを尊重し信じるようにしています。
上の子をしっかり躾ると下に伝えてくれるものですね。
未来の大人たちへのメッセージ
ワクワクしながら生きている自分を想像して下さい。夢に向かって常に行動を起こせば、必ずチャンスの女神は現れます。色々な事を経験して視野を広げて大きな夢を実現してくださいね。